Nabízeno v

Texty

[Verse 1]
空へ 空へ
高き空へ向かひ咲きし花よ
季節(とき)の擾乱さへ踏み越へて
咲け 艶(あで)やかに
[Verse 2]
振り向きもせず 花は咲ひて散りゆく
其の生き様 いと強く潔く
愛ほしき人が如
[Verse 3]
あゝ されども背負ふ夢はあまりに重く
ただ見守るもどかしさ
此の胸に藏(しま)ひて今宵も祈る
[Verse 4]
運命 分け合ひたひ もし赦されるなら
明日の手がかりは
其の背中 終(つい)の刻まで
[Verse 5]
空へ 空へ
瑠璃の空へ向かひ開く夢よ
闇に燃え盛る夜桜よ
咲け 鮮やかに
[Verse 6]
出逢いしあの日 瞼思わず伏せた
その瞳の
いと深き揺るぎなき厳しさに射抜かれて
[Verse 7]
あゝ 強き眼差し 今は見つめ返せる
吾が往く道 此処に在り
さう胸に 覚悟を刻みしゆゑに
[Verse 8]
未来を捧げます もし叶ふのならば
命投げ出すも厭(いと)はなひ 貴方の為に
[Verse 9]
空へ 空へ
昏き空へ向かひ両掌合わす
未だ明けやらぬ此の世界
咲け 吾が願ひ
[Verse 10]
かぼそひ月が まるで空の傷痕のやうで
ふと慄いて怖れ打ち消す ただ目を閉じて
[Verse 11]
空へ 空へ
瑠璃の空へ向かひ咲きし戀よ
そっと燃え盛る火桜よ
咲け 永遠(とこしへ)に
[Verse 12]
空へ 空へ
高き空へ向かひ咲きし花よ
時代(とき)の擾乱さへ踏み越へて
咲け 艶(あで)やかに
Written by: 森由里子
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