Nabízeno v

Kredity

Texty

のっぺりとした月夜を
 ぼくは 今 ひとりで歩いている
 こんなにも なんでもない気持ちが
 ずっと続けばいいのに
 アタマからすっぽりと 湿り気に包まれて
 ぼくは 今 川の側
 死んでしまいたいのと
 ずっと生きていたいのとで
 胸がいっぱいになる
 空と地面とをつなぐ ぼくの気持ち
 好きだった人の言葉を思い出す
 のんきなもので 余裕なもので
 あまりにも素敵な世界だから
 暮れきらない夕空のあと
 ちゃんと夜はやってきた
 これ以外に何があるの?
 いろんなこと 思い出しちゃうんだ
 いろんなことに 期待しちゃうんだ
 白ぼけた月
 アタマからつまさきまで 今 じっとりと感じている
 のんきなもので 余裕なもので
 あまりにも素敵な世界だから
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