走り出せるかな

ビルの谷間に　流れる車道

 埃臭い風が　通り抜けていった

 「何かいいことないのかな」なんて

 ため息つきながら　横断歩道を渡る

 子供の頃の憧れや

 自分を信じるチカラはいつの間に消えたんだろう

 ボクらは夢を見て　強くなれるイキモノ

 笑って　笑って　胸の迷いを吹き飛ばしてた

 あの頃と同じように　深呼吸が出来たら

 もう一度　走り出せるのかな

 次第に速くなる　時間の流れと

 「もうダメかも」っていう残酷なニュースに

 包まれてみんなの顔見てると

 いち早く心が折れそうになるよ

 悲しみは終わらなくても

 「生まれてきて良かった」という気持ち掴みたい

 上手くいかなくても　思い通りじゃなくても

 いつだって　いつだって　やり直せるはずなのに

 「傷つきたくない」とか　言い訳かざしながら

 どうして　諦めてるんだろう

 ボクらは夢を見て　強くなれるイキモノ

 笑って　笑って　もう一度…

 ボクらは夢を見て　強くなれるイキモノ

 笑って　笑って　胸の迷いを吹き飛ばしてた

 昨日を嘆かずに　明日へ手を伸ばしたら

 もう一度　走り出せるのかな

 きっと　走り出せるかな