それを胸に(Live version)

君との思い出 いっぱいあるけど まずは出会い

アレは 今から 28年前 君はリス組 僕もリス組

別に気にしちゃいなかった 小さなくせに大きな目

笑うと可愛い女の子 いつも見てた

毎日君に いたずらして 泣かせてたのは ごめんなさい

運命的な 君と僕 これからもよろしく

君との思い出 いっぱいあるけど 小・中学校

当たり前に 思ってた 一緒の学校 同じクラス

ちょっぴり気になり出したけど 僕は男子で君は女子

オッパイ大きくなって来た そこを見てた

あんまり しゃべったりしなかった かっこつける 年頃だった

大人になってく 君だけが 僕はまだ ガキだった

次は高校

違う学校 知らなかった 君は共学 ボク男子校

本当は一緒にいたかった だけど偏差値足らなくて

ちょっぴり不良になったけど こそこそ見てた

通学バスの時間だけが 君に会えるチャンスだった

1年の夏に声をかけた 微笑んだ君がいた

晴れて大学

勉強死ぬほど 頑張って 同じ大学 キャンパスライフ

毎日キミと会っていて 正直勉強しなかった

他の男が気になって 常に見てた

夏に行った 軽井沢 初めての キスをした

すぐにソフトクリーム食べる君 僕よりも 大人だね

しばしの別れ

海外留学 ロサンゼルス 僕は二年間 ロスエンジェル

キミはキラキラ光ってた 僕は日に日にくすんでく

日本にキミがいないから テレビを見てた

バイトでお金貯めLAに 遠い遠い LA

英語をしゃべるキミを見て やっぱり遠く感じたね

あれは雨の日

二人は普通の社会人 人も羨む 美女と野獣

そろそろ期は熟したぞ キミの指輪を買いに行く

ティファニーのショーケース 値段を見てた

東京タワーの展望台 うまい事一つ言えなくて

指輪渡すと うなずく君の 向こう側は 雨だった

それからの日々

結婚生活 いちいち楽しい 僕は日に日に 幸せ太り

僕は時々考える これが本当に現実か

そんな僕を横で 君が見てた

色々とダメな僕だけど これからも お願いします

歳を取っても僕のそばで 微笑んでくれるかな

暑い夏の日

一本の電話 「亡くなりました」 意味がわからず 聞き返す

事故に会ったと言われても 全く考えられなくて

寝てる様な君を ただ見てた

泣く事さえも忘れていた 体に力が入らなくて

信じられない 信じられない 君がいなくなるなんて

神様どこからがウソなのか 教えて欲しいわからない

信じられない 信じられない 君がいなくなるなんて

君がいなくなってから だいぶんひとりにもなれて来た

あれは今から 28年前 君はリス組 僕もリス組

目の大きな女の子 色々たくさんありがとう

君がいたから僕は 夢を見れた

運命的な出会いだった 最初から好きだった

さよなら さよなら さようなら 一人だけど 頑張るよ

さよなら さよなら さようなら 一人だけど

君との思い出 いっぱいあるけど

それを胸に

それを胸に