ランデヴ!

健康で形骸的な

最低限度の生活を

消化した今

ゴミみたいに

回収を待っている

散々な救いのない

生活がずっと続いている

吸って吐いてを繰り返すだけの日々

足掻くのも飽きたんだ

誰も触れない様に

隠した筈なのに

何処かで落としたみたい

あの日と同じ夜が来て

さぁ、支度を始めましょう

左様なら、人生もう限界です

はじめから解っているんだ

「なんて素敵な日々でしょうか」

って冗談もキツイわ。なぁ？

どうせ終いならいっそ

投げ出したらどうですか？なんて

アイツらが放っておいてはくれない様です

探していた答えなんて

何処にも無いと

分かっている

人生を嗤う

着信みたいに

無邪気に喚いている

「安寧の時間がきっと

あなたを包んで癒していく」

そんな言葉も

烏有に帰して

溶けるのを待っていた

滲む未来に焦燥感

侮蔑を帯びたソレが

胸の奥で育っていく

あの日と同じ朝が来て

さぁ、お迎えのバスに遅れないように

残されちゃったあたしの時間も

使い切るまでもうちょっと

思い通りだろう？

息をしたって味が無くなったんだ

消えてしまったあなたの匂いを

思い出してしまう前に

終わりにしよう

左様なら、人生もう限界です

はじめから解っているんだ

「なんて素敵な日々でしょう！」

って端から望み通り？

なぁ、バイバイそれでは今夜

待ち合わせしなくちゃね

終わらないエンドロールは要らない

嫌になる程青く晴れた日だった