Mothers Hut

あなたと別れたその日から　もうどれくらい経ったのかな

 突然吹いた北風に　あの日の事を思い出す

 雪の降る夜　病室の窓辺で　親父の涙を見た

 安らかな顔はまるで何事も　なかったかのように眠る

 二度ともう逢えないから　この帽子と共に歩いてる

 僕にはあなたが見えないけど　どこかで見ていて欲しい

 いつもと同じ帽子を被り　寒空の下を行き過ぎる

 あなたの声も遠く忘れて　ただこの道を歩く

 一緒に過ごした時の記憶は　だんだんと薄れてゆくけど

 僕はちゃんと生きているから　安心していてね

 二度ともう逢えないけど　この帽子はここに置いて行こう

 僕にはあなたが見えないけど　どこかで見ていてくれるだろう

 自分の道を進んでいく　あなたの帽子は部屋に置いて

 自分の行きたいように　僕はこの道を進んでいく