Bokura No Uta

朝目覚めて明かりを灯した

一人きりの部屋はどこか薄暗くて

呼吸を止めて胸に手をかざした

時間は止まってるようでちゃんと動いてるんだな

戻れるのかな、あの頃にも

今じゃ当たり前になったこの感情全部を

真っ直ぐに偽りなく

もう一度確かめたい

特別なことじゃなくても

大袈裟なんて誰に言われても

その一瞬が僕にとっては解けない魔法みたいで

遠くなっても、時が経っても

忘れてしまわないよう声に出して

君に届くように伝えにきたよ

夢中を辞めて備わったものは

理想の自分ではなくただの現実で

足踏み一つで独りごちた今日が

映る景色の中にすっと霞んで消えた

覚えてるかな、いつかの君にも

この手じゃ数えきれない程の大切があったこと

ひたすらに疑いなく

手を伸ばし続けた日々

大それたことじゃなくても

下手くそなんて誰に言われても

その一瞬が僕にとってはかけがえのないもので

遠くなっても、時が経っても

忘れてしまわないよう声に出して

君に届けたい

僕らは旅路を選んで

本当の自分を見つけていく

向かい風に煽られて躓いたって、ここに立って

笑えるように

特別なことじゃなくても

大袈裟なんて誰に言われても

その一瞬が僕にとっては解けない魔法みたいで

遠くなっても、時が経っても

忘れてしまわないよう声に出して

君に届くように

伝えにきたよ

たった一つでも僕の中にあるもの

たった一人では知れなかったことばかりだ

怖くなんてないから手を繋いでいよう

きっと、ずっと、側にいるよ