Yuunagi

夕暮れに沈む横顔がふたつ

幼い僕ら真面目なふりして

懐かしい香り集め出す部屋に

なかなか明けない 眠り出す呼吸

騒がしい焦り 戻り出す記憶 満足に落ちて

止まらない世界にシャッターを

忘れないように ただおさえてた

会いたい夜に笑って誤魔化したって

僕らふたり まだ夢の中でいい

思い出せるまで

春の中にとかしてバイバイ

眠れない9月約束の夜風に

何度も僕は目を覚ましていた

君が放ったどんな言葉だって

僕は抱きしめていようと思ってたのに　ああ、あぁ、

言い残せなかったはずの

言い訳はもう 僕らの横にいなくて

もう 何度も 春のせいにしたままで

会いたい夜に黙って誤魔化したって

僕ら二人まだ 夢の中で

会いたい夜に笑って誤魔化しあって

僕らふたりまた夢の中にいた 思い馳せるだけ

明けない夜にいつかバイバイ

春の中にとかしてバイバイ