Music Video
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Credits
PERFORMING ARTISTS
Ningen Isu
Performer
COMPOSITION & LYRICS
Shinji Wajima
Lyrics
Lyrics
飯盛の宿品川の
朝は衣々山は富士
ええこっちゃエー ええこっちゃエー
お染太夫の巻き紙の
添います主とあらかしこ
有り難や 有り難や
年季が明けたらご新造に
夫婦善哉 デデレコデン
芝の本屋の金蔵は
身上軽けりゃ身も軽い
ええこっちゃエー ええこっちゃエー
沖つ白波見目に皺
回る金子もお茶を挽く
往生や 往生や
生きて浮き名が立つじゃなし
おその六三か ナンマイダ
春の海に小舟がぷかり
人は生まるる時はひとり
手に手 取り合うならばふたり
さあ 海へ 海へ 参りまほう
西の空に奴凧がふわり
人は死にゆく時もひとり
目と目 互いに瞑るふたり
さあ 海へ 海へ 入りまほう
「おはようござい...」
「何だい、金蔵じゃねぇかい」
「立っているのが金蔵で、足下にあるのが雑巾」
「何を言ってやがる。どうしたんだい。顔見せねえじゃねぇか、この頃」
「えー、つきまして、私も幸せ悪くいたしまして」
「あたりめぇだ。幸せがあると、酒喰らっちゃあ女ばかり買ってふらふらしてやがるんじゃあな」
「えー、仕様がありませんから、田舎へでも行って少し稼ごうかと」
「おうおう。それもいいや。行って来い、な。どっちへ行くんだい、ええ?」
「方角は西の方へ」
「西の方へ。で、いつ帰って来るんだい?」
「お盆の13日には帰ります」
「やな野郎だな、こん畜生、どうも。で、西へ参ります、って、西はどこなんだい?」
「西方阿弥陀〜」
目出度目出度の白無垢は
死出の旅路の左前
堪忍や 堪忍や
堪帯持ちやあの世でも
蓮の台で トテリンシャン
Written by: 和嶋慎治


