Letras
[Verse 1]
いつまでも手放せない感情は
ひとさじの甘さで薄汚れている
憧れの物語と違うのは
どうしても
不安になる以上の感触が
足りない
チクタク チクタク
君と交わす とりとめのない言葉
結わいて
チクタク チクタク
お別れの頃合いになっただけ
口元に残る甘さはどこへやろう
ねえ 愛してを繋いで
嘘だって笑って
どこへいたって受話器越し
手頃な恋話 決まりの台詞
息をひそめて
「愛してるよ」
口をつけずに冷めた紅茶を
捨てられないような恋でも
心以上の言葉で君を聞かせて
もしもし
[Verse 2]
思い出と今を繋ぐ回線が
いつからか
解れかけていたんでしょう
ひとりきり 慣れてしまう手違いに
いつまでもささくれ立つ
心が止まない
どうせならもう君が
最低な言葉で壊して
悪戯な優しさに
胸がおかしくなるの
苦しくなるの
[Verse 3]
チクタク チクタク
君を探す 秒針握ったまま 迷って
チクタク チクタク
どうせまた おやすみになったフリ
もういいよ それならばもういいよ
が今日も言えないや
履歴にないような囁きはいらない
ねえ 愛すなら愛して
厭ならば嫌って
白黒つかないダージリン
瞼のいらない嘘の言葉に
愛をせがんでしまう
「いかないでよ」
口をつけずに冷めた紅茶を
捨てられないような恋でも
心以上の言葉で君を聞かせて
もしもし
君と繋げて もしもし
Written by: まふまふ

