夜を走る

どこにも居場所がないからさ　君の自転車の後ろ以外

誰にも見えていないようだ　私は価値のない燃えるゴミみたいだ

夜を走る　君と逃げる　ペダルが壊れてしまうまで

ただただ走る　君と逃げる　大人のいないところまで

どこにも居場所がないなんて　悲しいことは忘れなよ

どこかに居場所があるなんて　それこそ儚い幻想なんだよ

夜を走る　君と逃げる　風の匂いが変わるまで

ただただ走る　君と逃げる　誰もいないところまで

真夜中の交差点　止まらない　信号が赤を続けても

角を曲がって　坂を登れば　遠くに海がみえるんだ

家には帰らない

どこにも居場所がなくたって　君の自転車の後ろがある

君の背中は温かいね　君の心が温かいからかな

夜を走る　君と逃げる　雨に濡れた服が乾くまで

ただただ走る　君と逃げる　友達のいないところまで

僕は君が好きだ　君は僕が好きかい？　僕は君がずっと好きだった

真夜中の交差点　止まらない　誰も追いかけてこないけど

二人で　あの海へ出よう　船を盗んで行こう　　家には帰らない