ハイチュウ

君にもらったハイチュウの味が

まだ消えないんだ。

君はいつも鞄からお菓子を出してくる。

それを出すときいつも君は悪いことしてるみたいな顔をする。

「共犯ねっ。」ってキラキラの周りを

慣れた手口でほどいて僕の口

君にもらったハイチュウの味が

まだ消えないんだ。

グレープかストロベリーかどっちだったか

忘れてしまったけど

まだ消えないんだ。

君はいつか いつからか お菓子を食べなくなった。

それと比例して大人になりキレイになったけど

僕への気持ちは反比例したんだ。

甘い時間は永遠に続かず

溶けてなくなって「さよなら。」って君の口

君にもらったハイチュウの味が

まだ消えないんだ。

グレープかストロベリーかどっちだったか

忘れてしまったけど

まだ消えないんだ。