夕焼け

あなたが残した影法師

全てこの身に写り込んでくる

「さよなら」目を閉じて心の中

呟いていたんだ

夏の日差しはまぶしすぎて

あなたの背中に隠れていた

あの頃甘えること出来たなら

そんなこと巡らせた

気丈に振る舞ることで

隠してた思いを

言葉には流せない

溢れる涙をぬぐいながら

花は咲いてる

ほらそこに咲いてる

天に昇りゆくあなたに向かうように

泣くこともない

なんて誤魔化す思い

何故だろう 悔しいほど

寂しくて

同じ道を歩んでゆく

約束は果たしたけど

叶うものならば

聞かせてほしい倫の声を

夕焼けの空

街を染めてく

空っぽ色まとった心を包むように

ありがとう ただ

それだけを今

伝えたい 悔しいほど

会いたいよ

あなたが残した影法師

全てこの身に写り込んでくる

「さよなら」目を閉じて心の中

呟いていたんだ

呟いていたんだ