喫茶店のモーニングで

このへんじゃ深夜にファミレスやってない

今の時間作業なら家でするしかない

大人だから自分で自分の機嫌とるしかない

熱が引いたら何を食べよう

嗚呼みんな あなたのこと良い人だから好きじゃなくて

良いひとであろうとする君のことが好きだ

足りてないのは僕ら所詮入れ物だから

コーヒー注ぎすぎた時のように涙がこぼれるんだ

一人のモーニングでは内と外の世界の

合間で揺れる自分が頬張る硬いベーコン

動物と社会の狭間でキラキラと

ブラックコーヒーの旨さがやけにきめこまやかだ

寝ぼけ眼で でも並んでパンを焼き直して

気を遣いながら腹ごなしする君はえらいじゃないか！

理性と本能の狭間で文句言わずに

モーニングでしゃんとしている自分を褒めてあげよう

嗚呼ちゃんとしたくてもできなかったそんな日だって

気づかないふりしてくれるあなたがとても好きだ

だから僕は嫌な奴だけどあなたの前だけは

猫かぶって良い人になりたいと思うんだ

嗚呼みんなあなたがかっこいいかどうだってよくて

かっこよくいようと思うあなただから今日もかっこいいんだ！

本当に良い奴かどうかなんてどうだってよくて

珈琲カップに珈琲そそぐよに受け入れ合うんだ

「内と外の世界の狭間のモーニングって？」

「わけわかんないよ！」って君は言って聞き流して笑ってほしい