タイムマシーン

それは鮮明な夢だったんだ

瞼の裏　閃光して

あっという間に消えてしまう

物語の始まりはいつだって

唐突だよな

外の青は思ったよりも眩しくて

うっかりと吸い込まれちゃいそうだ

足早に駅に向かいながら

昨日の続きをまた歩き始める

いつだってそうだった

自分は空っぽだと錯覚していた

ろくに目も向けなかったくせに

焦る気持ちに帯びた熱

このままでいいの？って

少し前を歩く影に問いかけた

タイムマシーンの夢を見た

タイムマシーンの夢を見たんだ

先のことなんてわからないけど

僕が未来に届けた手紙は

もう二度と開けることはないのかな

タイムマシーンの夢を見た

タイムマシーンの夢を見たんだ

約束なんてあてにしないから

待っててなんて言わなくたってさ

必ず君を見つけるから

手放すくらいなら

大人になりたくない

そう思いながら今日も

何者かわからないものに

しがみついてる

あと一曲　あと一曲と

電車を見送った

虹色に光る窓

このままでいいわけがない

タイムマシーンの夢を見た

タイムマシーンの夢を見たんだ

君との再会が叶わなくても

僕らここにいて

歌にしてるんだ

思い描いた未来とは違くとも

タイムマシーンの夢を見た

タイムマシーンの夢を見たんだ

約束なんてあてにしないから

待っててなんて言わなくたってさ

必ず君を見つけるから

僕が未来に辿り着くまでは

その手紙は君に託したよ