シリウス

どこか星の見えるところへいこう

できるだけ街明かりが届かない場所へ

シリウス 冬の夜空に一番輝く星よ

息を切らしてあの丘へ掛け登った

居場所を探してたんだ 秘密の場所

誰にも邪魔されない自分だけの場所

シリウス ぼくの友だち ずっと一緒だよ

8年前の光が今 ぼくらを繋いでいる いつまでも

夢を見たんだ まるでジョバンニのような

夜空の銀河をほら旅する夢さ

汽車はどこまでも行く 憧れを乗せて

この心(きっぷ)さえあればどこまでも行ける

信じられるものが一つでもあるなら

もう何も怖くない 一人じゃないんだ

シリウス どうか闇の中 導いておくれ

あの人の悲しみを この世界を どこまでも

夜空を越えて光は届く 少年は居場所を探して

涙いっぱいの瞳をこらえ 少年はもう信じてる

「一人で生きていく」と決めた日から 世界は変わり始める

孤独を抱いて命は輝く そこで出会う愛が 光がある

シリウス 見えるかい? ぼくの光は

シリウス ぼくたちどこまでも一緒にいこう