冬が来るその前に

冷たい空に　淡く染まる夕日

ひとり佇む影　長く伸びていく

君がそばにいた 日々を思い出すたび

胸がきゅっと痛むの

秋の風が通り過ぎて

心の奥で揺れるけど

伝えたい想いがここにある

冬が来るその前に　伝えたいこの気持ち

君のそばで　微笑んでいたいだけ

雪が降るその前に　消えそうな声で

君の名前を呼んでみた

冷たい風が　髪をそっと揺らし

遠くなる背中を 見送るたびに

凍える季節が来ても　心の奥に残るのは

君のぬくもり

秋の日々が過ぎ去っても

胸の奥に息づいてる

伝えたいこの想い抱きしめる

冬が来るその前に　叶わない願いを

雪の中で消えた　君の影探して

冷たい夜の隙間に　ただ君を想うだけ

ひとりの街に揺れる灯りが

切なさを映し出しても

遠くで響く足音に

少しだけ振り返るの

冬が来るその前に　伝えたいこの気持ち

君のそばで　微笑んでいたいだけ

雪が降るその前に　そっと祈るの

もう一度だけ　君に会えますように