Lirik
もう降りることのない駅のホーム
あの通りも窓からの景色になってしまったな
あの頃の気分を真似してみるけど
フィルムで撮った写真みたい ぼんやりしている
流れる街並みのひとつひとつに
意味も暮らしも見出せばキリがないけど
目を瞑ったままでいるから
どうか必ずそこにいて
街の呼吸の音になって
通り過ぎて行くいつかの春
咲いた咲いたあのチューリップの花が
いまでも見えるよ
こんな歌を書いてまた夜が明ける
いつのまにか飲めるようになったビールのことも
きっと知らないだろうけどあのとき
ポケットの中には確かに星が入っていたんだ 本当だよ
胸に手を当て考える心の場所
終点についてはまた戻っての繰り返し
もう降りることのない駅のホーム
眺めては 探している
街の呼吸の音に乗って
通り過ぎて行くいつかの夢
並んだ並んだあのチューリップの花が
揺れるリズムで走るよ
Written by: 前田小春