それでも

明日はいい日になるなんて

なかなか思えたもんじゃなくて

期待したところで

一日の最後に虚しくなる

オンボロの靴を買い替えようとも

結局愛着が湧いて

履き続けてる

そんな自分に未来はない気がしたよ

誰かの絶望を並べて

気を紛らわしてる

そのくせ陽の目を見たいなんて

そんなの嘘だろ

午前2時 3車線道路の真ん中を

まるで勝ち誇ったかのように

歩く 歩く

それでも それでも

夢は見ていたいと

遠くに見える赤色灯に

おどおどしながら

となりの天才は

生きづらそうに明日を眺めてる

自分が平凡人であることを

また気づかされる

ルルルルル ルルルルル

僕のは金にはならないと

口先で言ってはみたものの

根拠のない可能性に

期待を寄せて夢見てる

午前2時 3車線道路の真ん中を

まるでこの世は自分だけみたいだと

歩く

それでも それでも

夢は見ていたいと

遠くに見える赤色灯に

おどおどしながら

オレンジ色の

スポットライトが僕を照らすから

夢見た場所と違っても

今日はここが僕のステージさ