嘶く

小さい頃は宝石やお金なんてなくても

絵に描いた宝の地図がそのまま宝物だった

雨に打たれ風に吹かれ丸まった背中で

瞼の裏に作った海へひとり船を出そう

迷いや悩みもあった方がいい

旅は長いから

心に宿した灯台とその方位磁針の指す方を目指して

冒険の合図

ファンファーレが嘶く

ふとした瞬間痺れる

一等星が瞬く

向かい風にも帆を張れ、今

その勇気と剣を右手に

その愛と盾を左手に

願い事はひとつ、君の手に触れたい

あの海を渡って

正解とか不正解とかどっちでもよくてさ

この航海の是非を問うのはそう

僕の命だけよ

夢や希望を探さなくていい

出会えばわかるから

その未完成の地図の続きを描くように

ほらペンでなぞって出かけよう

最低な日々の中に輝く

触った瞬間弾ける

深呼吸をひとつ

手の鳴る方へいざ進め

冒険の合図

ファンファーレが嘶く

ふとした瞬間痺れる

一等星が瞬く

向かい風にも帆を張れ、今

その勇気と剣を右手に

その愛と盾を左手に

願い事はひとつ、君の手に触れたい

あの海を渡って

願い事はひとつ、君の手に触れたい