ひとりぼっちの東京

涙なんか なぜ流すの 馬鹿なわたし

どうせ捨てられて 風のまにまに

飛んできた 吹きだまりの女

夜霧に冷たくぬれて ただひとりぽっち

ああ ひとりぽっちの東京

つらいけれど 片割れ月 夢の名残り

どうせ人知れず 雲にかくれて

泣くだけの 忘られた女

ネオンも消えゆく街で ただひとりぽっち

ああ ひとりぽっちの東京

恋がなにさ 散る落葉 それが運命

桜をはなれりゃ 風のまにまに

流れゆく 明日を知れぬ女

心の痕あとおさえて ただひとりぽっち

ああ ひとりぽっちの東京