Testi
七月の半ば猛暑汗だく なのにこの胸は乾き切っている
一月の終わり冬を越せない 寂しい北風が胸に吹いているんだ
真夏の大将 鳴き声で掻き消して
溶け合うくらい二人で笑い合い 坂道を爆速で
嫁入りですトンネルの先で 初めてのキスをする
花火のような恋をする
気の抜けたメロンソーダ飲み干し 赤い夕方五時砂を蹴っている
ゴミ箱に捨てた一年と三月 コンクリの焼ける匂いで思い出してしまう
君と悪さして泳いだ夜のプールサイド ああ 忘れたいよ
溶け合うくらい二人抱き合った 雨降りの空の下
分け合った100円のアイス 長椅子は二人の宇宙
片耳で見つけた君の 愛すべき宝物
さよならはいつでも空色 花火のような恋をする 花火のような恋をする
花火より熱い恋をする
Written by: かりんちょ落書き

