渚のイマージュ

ささやく言葉がゆれうごくたび　さざ波に消えてゆくの

どこか遠くへ瓶の手紙にのせ　流してしまいたい

海風　どこかへ旅立てる人　新しい夜があけたら

愛の道化につかれはてたままで　眠りにおちてゆく

愛のチケット　あなたのポッケ　片道ぶんのきっぷ

帰り道はないのね　私の手にも１枚のきっぷ

もう帰らないフライアウェイ

もう戻らないランナウェイ

心の傷おさえて

どこか知らない街まで

朝もや　晴れた空に鴎（かもめ）と別離（わかれ）のテープ

僕から何かを伝えるのには　あまりに夜は短かく

ゆれる心を見抜いた君の　瞳をみつめるくせ

秘密のチケット　僕らのポケット　片道ぶんのきっぷ

変わらぬ恋　断ち切るように　君の手をとってゆく

もう帰らないフライアウェイ

もう戻らないランナウェイ

心の傷おさえて

どこか知らない街まで

朝もや　晴れた空に鴎（かもめ）と別離（わかれ）のテープ

秋風　まだすこしここにいさせて　悲しい季節（とき）にお別れ

言葉にもできない気持ちへ　冷たい雨が降る