Rufus

憬れた世界の蓋に 少し指をかけて

新しい生き方を捜してる

光を帯びた日々に繋ぐよう七色をつけて

暗くない三月の明けの空は

肌を締めるけど 喉は渇き

焦りは滲み出す

ここにいない誰かを羨んでみる

戻らない青い日々は

仮初めだと知る 独りきりの地図

焦りも不安も何もかもを抱えられたなら

上手く笑えるから その先を見せて

約束のないこの日々が硝子の中へ

消えかけてゆく その幼い眼差しのまま

眠りすら忘れた僕ら

それ程遠くない未来に気付く

無くしたもの 手にしているものを

分け隔てなく愛せている自分達に

積み上げた青い日々を

暗くない明ける空に飛ばすように

ここにいない自分を思い描いてる

優しい夢を見せて

約束のないこの日々を透鏡の中へと

月を見上げる瞳に 幼さを遺しながら

まだ上手く笑おうとしている

それ程遠くない未来を描こう

失くせるほど 手にしたのだから

愛を知り愛につつまれている

自分達に 逢いに行こう