歌詞
男は、いつも海を渡る。
船のように、
あてもなく世界を巡る。
港を探して、風に任せて、
進み、周り、走る。
人生に目的があるかなんて、
大半の男は考えもしないさ。
ああ、お金を儲けて、
女を手に入れて、
ささやかな社会の中に、
自分の居場所を
作れば終わりだと思っているのさ。
だから、欲しいのは港だけさ。
男は船、女は港。
そして、家庭ができる。
だけど、男は、勇ましくなくては、
港に停泊してばかりじゃ、
何のための一生かもわからない。
せめて、自分の航海日誌に、
どこの港から、
どこの舳先を周って、
何を載せて、どこに着いたか、
書き残したいものさ。
だから、ちっぽけな人生でも、
諦めることはなく、
華々しい豪華客船の旅行ばかりを
考えてはいけないよ。
でもね、自分自身の航海日誌に、
毎日一ページを加えると、
なぜか、心は弾んでくる。
確かに、今日も、
一日を生きたと、
これを三万日繰り返せば、
最期はどんな波止場が
待っているのか、
夢見よう。
Written by: Ryuho Okawa
