黒髪のあの娘

雨降る前 グレーの雲

湿った匂い どこか不安で

薄暗い廊下 いつもよりも

トーンの落ちた 真っ白な壁

退屈な日常に飽きて

いつもの景色を恨んだ午後5時

運命の人でもいたなら

鮮やかになるのに

ある日僕が帰り道見つけた黒髪のあの娘

教室の隅で1人本を読む黒髪のあの娘

ああ僕が女の子なら良かったのにな

そしたら簡単に話せたのに

怒った顔さえ愛しく思える黒髪のあの娘

突然僕の主人公となった黒髪のあの娘

君の二人称が僕の名前になるまで

馬鹿の一つ覚えみたいに歌おう

あなたの声 もっと聞いてたい

あなたのシャツ ずっと見てたい

気持ち悪い 詩でも書いて

あなたの家 送り付けたい

何にもないから歌うのさ

あなたが僕のことを知ってくれるまで

僕のベッドにいるテディベア

あなたも気に入るはず

ある日僕が帰り道見つけた黒髪のあの娘

教室の隅で1人本を読む黒髪のあの娘

ああ僕が女の子なら良かったのにな

そしたら簡単に話せたのに

怒った顔さえ愛しく思える黒髪のあの娘

突然僕の主人公となった黒髪のあの娘

君の二人称が僕の名前になるまで

馬鹿の一つ覚えみたいに歌おう

ある日僕が帰り道見つけた黒髪のあの娘

突然僕の主人公となった黒髪のあの娘