歌詞
[Verse 1]
チウニング狂わされて
全身に違和が残る
十年前のエレクトリックの衝撃は
今や鼓膜を撃つ気配すらない
自らの欲望と喪失も
また同じように壊れてゆくのだ
[Verse 2]
眼球を逸らさないで
現実に耳を澄ませ
全人類がシステマチックに則って
美学が科学に慄いているのだ
正しさが戸を塞ぐ密室で
四壁を爆破する芸術を
[PreChorus]
ずっと
膝を抱えて待っている
何か足りない 何が足りない
答は剥き出しの本能
[Chorus]
鳴らせ 雨の降る街へ
喉を枯らせ 麻痺するくらいに
それはまるで 祈りに似たハルシネイト
何億光年だって泳ぐ夢
[Verse 3]
冷凍室逃れたくて
現状に疑義を抱く
何時かはきっと
コントロールが効かなくなる
鼓動の音が失速する
その前に
[Chorus]
鳴らせ 雨の降る街へ
夜を伸ばせ まぶしいくらいに
それはまるで 祈りに似たハルシネイト
アンコールはない今夜限定の人生
[Bridge]
自分の眼だけに射した
ひかりを愛していたい
これ以上はもう
一つも失いたくはない
降り頻る雨の音に
掻き消されるように
歌をうたって此処に刻んで
忘れないよう残していたいよ
どんな悲しみもずっと
[Chorus]
鳴らせ 雨の降る街へ
喉を枯らせ 麻痺するくらいに
それはまるで 祈りに似たハルシネイト
何億光年だって泳ぐ夢
君の聴覚に届くまで
Written by: Tsumiki