クレジット
PERFORMING ARTISTS
iroha
Performer
COMPOSITION & LYRICS
iroha
Composer
kuma(alfred)
Lyrics
歌詞
白髪野原と綿の海
吐き出す息は雲になり
冬鷺たちが稜線へ
影を落として飛んでゆく
白髪野原のそこかしこ
君の幻が顔を出す
昔と同じ微笑みが
十重に二十重に木霊する
追いかけて 消えていった
鈍色の 風の中へ
追憶が降り積もっていく
僕の肩に 胸の奥に
枯れ木のように痩せこけた
掌には 在りし日の温もりが
白髪野原の綿の中
横たえた頬に寒が沁む
乾いた匂いを噛みしめて
薄い空の下 眼を閉じた
埋もれていくのは
失くしてしまったのは
追憶が降り積もっていく
僕の肩に 胸の奥に
枯れ木のようにひび割れた
僕の喉が 熱を孕む
もう二度とは届くことのない
言葉の束を抱えたまま
暮れる景色に舞い落ちる
君の夢を見つめていた
甘い夢を
白髪野原と綿の海
僕の体も冬となり
鋼の弦の張るような
静寂だけがそこにある
Written by: iroha, kuma(alfred)