アンモナイト

ここに一生住む気はない

だからちょっとぐらいの不具合

気にしないで補ってみる

君と一生愛し合えるなんて

そんな保証どこにもない

毎日確かめるウザイ癖

どうやらいつか 夢見た場所に立てたって

常に諦めが覗いてる

調子に乗れない 性格の善し悪しもわからない

だっていつだって 信じられない

生まれたばかりの不変的な感情を

アンモナイトに詰めて あの時のまま

何十年何百年 胸の中でくすぶって

君が探して見つけて掘り返して

心配事は絶えない

電車に乗り遅れないように

チャージもバッチリにしなくっちゃ

どうして？なんで？と裾を引っ張る夜だって

ずっと続かないネガティブではない

口角を上げて情けない眉毛を作った

だっていつだって ごまかしてきた

抱き合って責め合って 人間的な体温で

目に見えるもの手に触れるもの

単純に真っ直ぐに 受け止められたらいいな

憧れていた 邪気のない世界を

生まれたばかりの不変的な感情を

アンモナイトに詰めて あの時のまま

何十年何百年 胸の中でくすぶって

君が探して見つけて掘り返して