私のゆくえ

明日には帰ってきてね

 こんな場所でも私の居場所さ

 この路地を横目に見ると

 いつも思い出す昔のことを　飽きもせず

 ひどく行き過ぎた　曖昧な言葉しまって

 どこで間違った　どこで遮った　分からない

 どろどろと流れ出る　めざといその虚言に

 終始おぼつかない足でついていくのさ

 いつまでも

 明日には忘れているね

 こんな記憶は必要ないと

 いつの日か後悔するよ

 自分のことを忘れていたと　もう一度

 あの山々に見える光はなんだろう

 あなたにも見えるかい　見えるのかい？

 私だけにしか見えない光なのか

 そうであって欲しい 

 私だけのもので

 明日には帰ってきてね

 こんな場所でも私の居場所さ

 この路地を進んでいけば

 いつか分かるのさ　私のゆくえが

 無駄じゃないと