가사
スーパーマーケット
うたうたいが売られてる
スーパーマーケット
入口の野菜売り場の隣
たくさんの売れ残った歌うたいが
ボロボロのかごの中
各々の名札の下値段がつけられた
本日はお得な10パーセントオフ
ミルクやパンみたく満足できるか
衣服や文字みたいに
歌は見えないから
買い手のつかない歌うたい達
今日もかごには彼らがいっぱい
買い手のつかない
歌うたい達の目には涙が
ハートをかじって
かみくだいてはきだした息は
ガラス越し星くずになった
ざらざらの空の壁にもたれたら
小さなオーケストラ
鳴り響く音符の束
いろどる夜のとばりの中思い出す
きみにつたえたい
フィルムには無数の傷
ちいさな世界がはがれてく
うたいだせば時は色を変える
覚えられなかった夢も言い当てよう
夜を飛び超えてまたオープン
沢山のお客さん賑わうショップ
看板に嘘偽りだらけ
商売上手アイドルをオマージュ
大漁旗掲げ時代の流れ
飛び乗るチープなBGM
買い物カゴに放り込まれた
似たり寄ったりのソングライター
廃人と化したかつての天才
盗んだ音符をエサに いらっしゃい
飽きられて捨てられて
またカゴの中待つご主人様
そんなドリーマー達が取り締まった
お花畑は害虫だらけ
毒に侵された天使の処方箋
思考停止の薬づけ
もういっそ殺してしまいましょう
ストップする店内放送
レジの従業員
お客さん
うたいうたいの顔は
僕でした
降り出した雨
救急車サイレン
響き渡る銃声
夕立
縦に斬っていく
愛しいうたのように
時よ たわめ
こめかみに吹きぬける風
カーテンが揺れる
チラシが飛ばされる
ひらいた眼球からぼやけた映像
本日はお得な10パーセントオフ
買い手のつかない歌うたいたち
スーパーマーケット
フィルムには無数の傷
ちいさな世界がはがれてく
うたいだせば時は色を変える
覚えられなかった夢も言い当てよう
きみにつたえたい
うたがある
きみにつたえたい
まぶしいまぶしい
光が
スーパーマーケット
Written by: 小豆原一朗