Credits
Songteksten
ショーウィンドーのマネキンだって
一枚脱いで 春隣
光と闇に包まれた
女の季節がやってきた
パワハラ上司に頭を下げて
時には若手をなぐさめて
騙して騙され 振り振られ
女と女のよもやま話
光の束が早春告げて
うれいを運ぶゆらゆらと
希望と失望 ああ胸に抱き
女の人生 謳歌する
できない上司はそれなりに
セクハラおやじをあしらって
お馬鹿なふりしてただやりすごす
女は戦う ほほえみながら
私はスミレ 大都会のまん中で
コンクリートの割れ目に咲く
ありふれた紫色の花
恋はまっぴら 家庭もまっぴら
優しい男は薄っぺら
私ひとりでただ咲いている
だれかが気づいてくれるまで
信じてすがった人もいる
別れの夜には涙まで
うらみも想いも花と咲け
女の季節はまた巡る
ワイングラスを覗き込み
せつない顔を写し出す
男なんかにもうたよらずに
女は女の道をゆく
私はスミレ オフィス街の片隅で
アスファルトの裂け目に生きる
一輪の紫色の花
夢はキッパリ 未練もキッパリ
孤独な女は宵っぱり
暗い夜道にただ咲いている
だれかが迎えに来るまでは
女は戦う ほほえみながら

