Créditos
INTERPRETAÇÃO
故やす子
Interpretação
COMPOSIÇÃO E LETRA
故やす子
Composição
仮名
Letra
Letra
生きているものが死にたいと願い
死にかけているものが生きたいと願う
屠られる鳥は自分の運命を恨み
人は空を飛びたがった
何ものにもなれない世界で、世界一大きな猫は小さくなりたかった
ぬかるみを歩けばクレーター
枕にできるのはピラミッド
尻尾で起こる交通渋滞
溜息で散っていく雲
何処へ行っても邪魔になるのだと言えば
窓際の男は気の毒だと笑った
バケツをひっくり返したように涙を落とせば
ヒールの女は梅雨でもないのに迷惑だと怒った
何ものにもなれない世界で、世界一大きな猫は小さくなりたかった
あの子が伸ばした手のひらに眉間を擦り付けたかった
何ものにもなれない世界で、世界一大きな猫は小さくなりたかった
死んだ後は星になって、夜空で小さく輝きたかった
それはまるで、部屋の壁時計のように
路肩に生えるスギナのように
赤子に寄り添う母親のように
Written by: 仮名, 故やす子

