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Créditos

INTERPRETAÇÃO
青屋夏生
Interpretação
COMPOSIÇÃO E LETRA
青屋夏生
Composição

Letra

日本で3番目に汚いらしい川に今日も夕日が沈む
遠く海へ下る水面の上で鈍と橙が交じり合っていた
関東平野の真ん中に浮かぶ浮島
アイロンでもかけたように起伏の無い街は
浮き沈みの無い暮らしを写し取ったようで
江戸川の土手の上に登るだけで簡単にその全てを見渡せた
東西南を流れる川は僕らを閉じ込めるように横たわっており
自分は一生この街から出られないんじゃないかという
漠然とした不安だけが雲のように空を覆っていた
オレンジの電車が弧を描く
僕らの上を 誰かを乗せて
連れってて 何処か
遠くの方へ 海はどこか
あの川のゆく場所
迷路みたいに入り組んだ団地とインターチェンジと河川敷
で大体説明できるような街 普通の暮らし 普通の温度
数年街を離れふらりと帰ってみると駅前は様変わりしていて
一面の空き地だった場所には北欧の家具屋と倉庫みたいな
アメリカのスーパーが立ち並んでいた
サティ→ワオシティで今更地
タケシマもいよいよ閉店らしいと聞いた
通学路に3件あった駄菓子屋が全てなくなり
バラックの飲み屋街が小奇麗なアパートになったのを見て
ただ「それもそうだな」と思うのだった
変わりゆく僕らのホームタウン
あの日と同じ朝を探して
置いていかないで
思い出だけ残して
浮かぶ 小舟の上の望郷
病院の廃墟 人面樹
子供の頃怖かったものが思い出に変わっていく
悪魔の城みたいに思えた小学校も
今ではなにもかもが小さく
UR都市機構 わたしのまち 二郷半用水 国道298号線
外環の下くぐり通った学校の周りの空き地も今は無くなり
商店街にはシャッターが下りた
8街区 向かいの中華屋のラーメンは昔と同じ味がした
日本で3番目に汚いらしい川に今日も夕日が沈む
江戸川に新しい橋が架かる
街も僕らも変わったり変わらなかったりを繰り返している
古びた自転車で漕ぎ出す
あの日みたいに海を目指して
さよなら いつかまた逢えたらいいな
小さく閉じた輪の中で
外環の下をずっと南下し
久々に都県境にある大きな公園に来た
近くのコンビニで紅茶とサンドイッチを買って
水上テラスを目指し 歩く
子供たちのはしゃぐ声が聞こえる
ベンチに腰掛け 小合溜の対岸を眺める
それから...
Written by: 青屋夏生
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