Créditos
PERFORMING ARTISTS
pool and muzzle
Performer
COMPOSITION & LYRICS
Jin Kimura
Songwriter
Letra
見慣れた標識、見知らぬ顔、見覚えのない色の電車が通る。
ここは舞台で、君は女優さ。誰も僕達のことを知らない。
3,2,1のカウントで夕方はどくどくと注ぎこんで来る。
足元を浸す濁ったオレンジ。
僕ら、溺れてしまいそうだ!
窓を割る振りをして電波塔睨んだ。
彼女の水たまり蹴る足が「天空の都市」を鳴らした。
道端に咲いた花に気付かず、通りすぎてしまう。
そんな午後を生きる。
今日もまた普通の一日。
信号が青になり、風がまた波を立てるから、
退屈で幸せな、この街の全てを歌おう。
届かなくたって。
街の喧騒はまるでファズギターのようだ。
君の台詞はリバーブに塗れ、曖昧に、曖昧に、溶けていった。
それに気付くことはきっと無いけれど。
電灯に貼り付けにされたこの街は、どくんどくんと脈を打っている。
夕方で満たされる前に、さあ
今、その心臓を撃て!
繰り返していく諸行無常の中で僕たちは息継ぎをして。
大好きな曲を聴きながら、大嫌いな街を歩いていた。
その時、整然と空を区切る電線の束から、水滴が一つ、額に落ちた。
今日もまた普通の一日?
Written by: Jin Kimura

