優しさ憂う熊本の夜

霧雨揺れる　熊本の夜は

愛を彷徨う　ふたりに似合う

城からの風が　吹き抜ける路地の

小さなスナック　ふたり忍び合う

いいことなんて　何も無かったわ

溜息ひとつ　グラスを空けたぁ・・・

優しさ憂う　熊本の夜が

今夜のおまえを　おまえをそうさせる

涙で割った　ウィスキー越しに

ロウソクの炎 　消えかけて燃えた

今夜の俺の　心のようさ

おまえの肩を　そっと抱きよせたぁ・・・

優しさ憂う　熊本の夜が

今夜の俺を 俺をそうさせる

優しさ憂う　熊本の夜が

今夜のふたりを　ふたりをそうさせる

ふたりを　そうさせる・・・