ウィンターチャイム

年暮れの冷える街並みに

浮つく君が急かす

駆け上がったレンガの冬の朱色を

身軽に君は飛び越える

今年の誕生日は週の真ん中

だけど関係ないのさ

君を歌ってる

追いかける時の

風の抵抗も巻きつけて

まだまだ離れない

君が笑う時のチャイムが

強さに変わる

いま いま 今輝く

「大きな闇に潜って

いつか自分を見失ったとしても

あなたにもらったコートも

声も私の形もあるし

だから大丈夫だと思ってる」

どうしようもなくなって見返してた

アルバムからいつかの

同じ匂いが

十二月の光る街を

着る君が切なくて

まだまだ止まれない

信じる事は難しい

でも突き通してみせたい

いま いま 今繋がる

言いかけた言葉が雪になり

君の肩に積もってく

未来が降りてきて

手を伸ばせば触れそうで

今にも

追いかける時の

風の抵抗も巻きつけて

まだまだ離れない

君が笑う時のチャイムが

強さに変わる

いま いま 今輝く

いま いま 今繋がる

いま いま 今輝く