Слова
風通しの悪い部屋の隅で
懐かしの歌を聞いている
遠い夏の日を手がかりに
口ずさんでる
昨日を超えぬ日々の連続
前に進まぬ平泳ぎ
遠い夏の日の銅メダルは
もう無くした
過ぎていく日々に
多くは望まないから
誰もが羨むあの日々を
キャンベルスープのある暮らし
母親の寝癖のひどい朝
キャンベルスープのある暮らし
父親の唯一のできる料理
キャンベルスープのある暮らし
2つ上の兄貴はほぼ同じ
キャンベルスープのある暮らし
親の腕振り解いて出て行く姉貴
過ぎていく日々に
多くは望まないから
誰もが羨むあの日々を
キャンベルスープのある暮らし
母親の心配の気持ち
キャンベルスープのある暮らし
アメリカの統治下に置かれた証
キャンベルスープのある暮らし
ラベルの英語は読まなくて良い
キャンベルスープのある暮らし
親の目を盗んで金髪になる姉貴
日曜の朝７時に目が覚め
まっしろなキャンバスを広げて
知らぬ間のカサブタを増やして
鳴り響く鐘の音を唄ってる
キャンベルスープのある暮らし
それは誰もが羨むくつろぎの時
Written by: 大城貴史
