第10惑星

あなたはまだ振り向かない

刺さらない僕の方程式

馬鹿馬鹿しくすらなってくる

いつ見えるのその景色

闇雲に脚を回して

進んでいたつもりだった

人とは違う世界を観て

悦に浸ってた

綺麗な道を行く

そんなこと

くだらないと吐いて捨てた

あなたはまだ捕まらない

ただただ雲の上の上

粗方引いたトリガーも

手に馴染まず砕け散る

抑えつけた自尊心と

使えないゴミに囲まれて

間違ってない

間違ってないと

そう言い聞かせ前を向いた

積み上げるガラスの破片たち

脆すぎる指標に怯えてた

ふと見た気がしたシルエット

無心でただ追い続けた

未だ闇雲に脚を回して

手探りで確かめている

これで合っているのかなんて

知る由もないけど

あなたはまだ振り向かない

刺さらない僕の方程式

馬鹿馬鹿しくすらなってくる

いつ掴み取れるの

あなたは影すら見せない

からからになった僕の喉

頭がおかしくなってくる

いつ行けるの交わる世界へ

まだ見ぬ世界線