東京の落葉

つきはなされて 知らぬまに

落ちるとこまで 落ちてきた

つめたい 路地の

ここは落葉の ふきだまり

女心の 夢なんか

みんな どこかへ 逃げちゃった

錦沙を 肌にまとうても

見えない傷が ついてくる

淋しい 路地の

ここは落葉の ふきだまり

誠の恋の 味なんか

所詮あたいが 知るもんか

日蔭通りの 世渡りは

嘘と御世辞の 明け暮れか

哀れな 路地の

ここは落葉の ふきだまり

できる 事なら 人並の

恋にいのちを 散らしたい