ふたり自身

そして

ふたりは気付くの

もう愛が消えたことを

なのに

ふたりはいまも

愛しあうふりする

たとえ

ふたりが今夜

もう一度抱き合っても

きっと

ふたりはその後

ちがう夢を見るの

私が見た夢は

華やかなパーティー

あなたは誰かに笑いかけてる

パーティーの終りは

もう近づいている

ひとり抜け出しても あなただけ気付かないの

あの日

ふたりは

あんなに優しく

見つめ合ってたのに

遠い昔の夏の日は

どしゃぶりの中でくちづけ

そして

ふたりは気付くの

もう愛が消えたことを

なのに

ふたりはいつも

愛しあうふりする

華やかなパーティー

私は泣き出して

マスカラが 流れ落ちてゆくの

パーティーの終りが

そう近づいている

もう誰も　私に声をかけたりしないで

パーティーの終りが

いま近づいている

そしていつの間にか　私はひとりきりなの

パーティーの終りが

そう近づいている

もう誰も　私に声をかけたりしないで

パーティーの終りが

いま近づいている

そしていつの間にか　私はひとりきりなの