Credits
PERFORMING ARTISTS
pool and muzzle
Performer
COMPOSITION & LYRICS
木村仁
Lyrics
PRODUCTION & ENGINEERING
pool and muzzle
Producer
Lyrics
自転車で坂を登った僕達を待っていたのは、水彩が淡く滲む、夕方の降る街だったっけ。
刹那くて目瞑るのも躊躇ってしまうほど、青い春は鮮やかで、解像度高かった。
大好きだった小説も、口癖だった言葉も、僕らはいつのまにか全部手放した。
もう会えない君のこと、曖昧になる輪郭を思い出す。
その途中、眠ってしまった…
幸せな歌を歌う。誰にも届くことはなくても。
僕らはどこへ行こう?乗客の居ない回送電車に乗って。
僕ら、きっと子供だったんだ。
眠れない夜、曇り硝子に人差し指で認めた言葉。
街は笑う。誰も教えてくれなかったその透明な秘密。
君には、見えていたのかもしれないね。
躓いて転んだ先の水たまりをくぐって僕たちは、春風に揺らぐ新しい世界を見た。
幸せな歌を歌う。僕らはどこへ行こう?
いつか、あの日々を忘れてしまったとしても。
幸せな歌を歌う。誰にも届くことはなくても。
僕らはどこへ行こう?乗客のいない、回送電車に乗って。
いつか、あの日々を忘れてしまったとしても。
Written by: 木村仁