Credits
PERFORMING ARTISTS
Bomber
Performer
COMPOSITION & LYRICS
Bomber
Songwriter
JUN
Composer
Lyrics
もしもし!?
やっと出てくれた。久しぶり!
ん?いや、どうしたじゃないよ!
今の俺は元気にしてるのかなって気になってさ。
調子どう?
ぼちぼちってなんだよ?
バレバレ、嘘ついてんの。
なんでわかるの?って、俺だからだよ。
嫌なこと、辛いこと、苦しいこと、
弱いところは人に見せたくないよな。隠したいよな。
人間は誰しもそうだろうけど、特に俺はそうだった。
それに俺は声だけで顔見なくたって分かる。
昔から声を大事に生きてきたからな。
きっと俺が思い描いていた理想とは程遠いんでしょ?
なぁ?いいから、話せよ。
この道で行くと決めた!そのはずだった。
楽しいという感情、生きてるという感動はない。
憤り、不平不満、不安が募る毎日。
トゲはあっても、刺激のない日々。
「また変わらない今日が始まる」
憂鬱な目覚し時計のアラーム。
ドタバタ・ジタバタ、駆け込み乗車。
満員電車に揺られ、会社に向かう。1人考える。
「何を考え、何を思っているのだろう」
俯いている人、辛く、苦しそうな人に聞きたくなった。
「果たして何人の人が笑顔で会社に向かい、
本当の笑顔で仕事ができているのだろう」
その時、胸が苦しくなった。
人の数だけある人生。
1人1人にそれぞれの人生、世界、正解がある。
全員が笑って、幸せであってほしいといつだって願う。
それは、俺と同じ1つの価値ある大切な命だから。
なおざりになんてしたくない。
東京という社会は想像以上に広くて、でかくて、人が多くて、
1人1人を大切にする時間と心の余裕なんてない。
自分のことで精一杯。自分だけに必死。
きっとみんなそうなんだろうね。
悲しい、寂しい、虚しい人生。
『自分が良ければ、他人はどうでもいいのかよ!
自分のことばっかりで他人の気持ちを考えられない奴は
何も大切にできないし、何も守れないんだよ!』
そう嘆きたくなる大人が沢山いた。
でも、俺が困ってた時に声を掛けてくれた、
助けてくれた優しくて、親切な人もいた。
それが俺という世界の救いだった。光だった。
その光が救われますように。報われますように。
そういう世界であってほしい。
流されたまま生きている。
時が経ち、満員電車に揺られながら、与えられた仕事をひたすらこなし、
満員電車で帰路につく。
慣れてしまった。繰り返しの日々。
自分のことばかりで他人への感謝もテキトー、
挑戦する姿に「無理だ、無謀だ」と罵倒、
「どんな時でも笑顔」という俺のモットーは消え、
頑張る人を応援できないどころか、妬み恨みまで生まれた。
ダメだとわかっていながら。
俺がなりたくない人。俺が好きになれない人。
いつの間にかそんな人になっていた。
死んだように生きている。
社会を回す歯車として、お金を稼ぐだけの人生。
お金は、大切な人を幸せにする1つの手段だ。
「大切な人たちのために辛く、苦しくても稼ぐんだ」
でも、次第に心身共に削られてった。
生活は安定、心は不安定。
「本当の安定とはなにか?幸せとはなにか?
俺は一体何者で、何がしたいのか?」
自己嫌悪に陥り、なにもかもがわからなくなった。
「もう死んだっていいや」
生きることにすら嫌気が差していた。
「こんなの嫌だ。俺のたった1回の人生。
人生はいつ終わり、いつこの世を去ることになるかなんて
誰にもわからないのに。」
そんな時、光が俺を救ってくれた。
心友の存在が俺の背中を押してくれた。
『人生に正解はない。つくるしかない。
俺が詠えば正解になる。俺の人生を詠いたい。』
俺が本当にやりたかったこと。
俺の人生で出逢った素敵な人の想いを届けたい。
こんなにも素敵な光を。俺の理想だ。
過去の俺から今の俺へ
そして、今の俺から未来の俺へ
この曲で理想へと近づけ。
探すんじゃない。
誰かに教えてもらうんじゃない。
周りに合わせるんじゃない。
お前が、お前がつくれ。つくるんだ。つくれるんだ。
いけ。
Written by: JUN, ぼんばー