サザンゲートブリッジ

例えば僕が目を逸らし

 あらぬ場所に走りかけたとき

 少し綱引いて道を教える

 結局君には守られてる

 もしかして僕はそのとき

 悲しそうな顔をするかもしれない

 だけどまた前を向いて歩き出す

 後ろ姿を見て苦笑いする

 大切な鼻が乾いたら

 舐めたりしてきっと治してよ

 星空に伸びる散歩道

 躓いたりしても先へ先へ進むよ

 手綱から君に伝わる強い引力で

 ずっとずっと一緒にめざせるように

 例えば自信が途切れて

 悩んで君が消え入りそうなとき

 無駄に見えるほどしっぽを振り回し

 くすぐり起こして外に飛び出すよ

 窮屈な日々に疲れてる

 君の鼻をなめてあげる

 星空に続く散歩道見つけてくるよ

 涙が乾くまで走ろう

 手綱から僕に伝わる君の迷いも

 銀河の彼方に溶けるよ

 星空に伸びる散歩道

 躓いたりしても先へ先へ進むよ

 いつの日か道端で立ち尽くしたときに

 きっと　ふたり

 手をとってまた歩き始める