歌词
[Verse 1]
絡まった蜘蛛の巣が私を指差して
浮ついた胸の奥に皮肉を投げる
快楽に溺れし人の涙は 儚き夢の証
[Verse 2]
彼方に生きる民に私は無力
憂うべきさだめに何を祈る
現実に流れし人の涙は 眩しき夢の魂
[Verse 3]
垣間見た心の中咲く 一輪の花の色は見えぬ
妖艶と麗しき罪の名は ゆゆしき愛とともに在りし
[Verse 4]
夜を越え私の夢は今開く 胸の中に宿りし恋の歌
一夜の戯れよと淡として 餞けの言葉を捧げましょう
[Verse 5]
切なき胸の内はひたすら隠して
今宵の静寂に吐息は溶ける
甘美な唇に伝う指先 密かに濡れてゆく
[Verse 6]
さんざめく光の中待つ 罪深き人の影は見えぬ
永遠と歌われし罪の名は 儚き愛のもとに宿し
[Verse 7]
日々を超え私の夢今散らし 胸の中の扉は閉ざしましょう
一夜の戯れにも煌々と 燃え盛りし愛を冷ましましょう
[Verse 8]
無造作に絡んだ指を解き今 この胸の熱りは癒えよう
恍惚と喘ぐ声は空に消え 陽だまりの花と変わるのです
[Verse 9]
また芽吹くのです そう生きるのです
[Verse 10]
やがて時は道人は変わるもの 強く儚き愛と共に生きるもの
連れなき恋路をただ阻むのは 私という名の影無双
[Verse 11]
夜を越え私の夢は今開く 胸の中に宿りし恋の歌
一夜の戯れよと淡として 餞けの言葉を捧げましょう
Written by: 山下穂尊


