制作
歌词
頼みもせず生まれて
空っぽの身体は 先へ 先へ
いつ消えて亡くなってもいいのに
世界とは手を繋いだまま
急ぐあの人のこと
何をそこまでして生きるのだろう
いつか消えてなくなるのに
何にも持って行けないのに
いつだって僕らは悩んで
立ち止まってみたりして
綺麗な月を眺め黄昏れ
人混みの月曜日にため息
「さよなら」
いま繋いでるこの手を
いっそ、その遠心力で
振り払って離してくれれば
この涙も拭えるのに
生きるに苦しいこの世界
待っているのはきっと最後のご褒美
何の意味も残せない存在
それでも血を流す心の臓
いつだって僕らは転んで
立ち上がってみたりして
眩しい太陽が身体刺す
そのまま僕を燃やし灰にして
「さよなら」
下ばかり向いてるから
いっそ、地面に落としてよ
世界との摩擦で光るものが
生きてきた証だとしよう
出来損ないの心臓が
身体を運んで仕方がない
命の持つ喜怒哀楽は
誰のために使えばいい?
生きたいと願うから
生きづらいと消えたくなるんだ
それでも身体は朽ちぬよう
心は先に意味を捨てた
もう、うまく笑えないんだ
「さよなら」
固く繋ぐのにももう
疲れを覚えたこの日々よ
いつかまた笑えるといいな
生きたいと思えたのなら
「さよなら」
いま繋いでるこの手を
いっそ、その遠心力で
振り払って離しておくれよ
この涙も吹き飛ばしてよ
頼みもせず生まれた世界は
僕の手を掴んでなくて
握っていたのは僕の方だった