歌词
間違えていたのは 僕の方だったのに
泣き顔まじり 少し笑った その目を僕は見れなかった
気にしてた事判ってる 怒らせるつもりなんて
口を吐いたら もう戻らない ただわかって欲しかった
蝉時雨 夕立 飛行機雲
君の背中に 声は掛けられず
揺れる陽炎 落ちた影法師
縫い付けて 君の事 離したくない
すれ違い ひとりきり 手を伸ばしても
何もかも 遅すぎて 戻れない
君の指先 触れた前髪
そっと 口を噤んだ
ずっと 終わらない夏
あの夏の影は未だに 僕の胸、棘の様に
Yシャツの袖 まくった腕に あの時の切り傷を見る
間違えて 迷って 何も出来ず
君の面影 人ごみに写る
夏色の風 木漏れ日の中
苦しげな 笑顔だけが 瞼を過ぎる
あの夏が 夢ならば 今すぐにでも
駆け出して ただ君と 話したい
「ごめん」と言った 夢から醒めた
ぎゅっと 布団を寄せる
いっそ 君が消えてよ
遠い街までペダルを漕いで 夕暮れ過ぎのチャイムを聞いた
木立の中で蛙を探し ずぶ濡れ二人で怒られた
家に泊まって寝ずに朝まで 笑い騒いだ日曜日も
全部 全部 全部 失くしてしまったんだなァ
すれ違い ひとりきり 手を伸ばしても
何もかも 遅すぎて 戻れない
君の指先 触れた前髪
きっと これからも
あの夏が 夢ならば 今すぐにでも
駆け出して ただ君と 話せたな らば
この街の あの場所に 今でも君は
僕無しで 変わらずに いるのかな
（あの夏の君に伝えたくて 「許して欲しい」その言葉を話せたらならば）
（あのね忘れない今でも君は 僕のことを思っているのかな）
頬を撫ぜた 風が冷たい
そっと 口を噤んだ
ふっと 空を見上げる
ずっと 終わらない夏
Written by: 水ロック
