歌词
手の届かないほど高い空の下 僕たちは
二十歳のロウソク吹き消した
右手に残る君の背骨の手触りさえも
揺らめく炎たちと逃げ出した
人はみな人のような殻に閉じこもる貝たちで
醜い姿が誰も見えないだけ
かっこ悪い生き方探し続けてきた僕は
君の前でなぜだか殻に気付いてしまった
忘れた頃に君からの手紙が
錆び付くポストに投げられた
君の書いた文字は懐かしいと思うけど
今更抱きしめる気にならない
突然の雨に振り返り追ってくる雨雲に
君の涙を感じてもいいと思える
飾りのない生き方探し続けてきたつもりだった
雨の中で洗われてそんな気持ちも砕けた
まわれまわれ
少しだけ胸に残してきた気持ちが
強く強く肩寄せ合って君の心に戻るように
まわれまわれ
見えないぐらい遠くへ飛び去ってしまえ
傘の上にしがみつく雨粒の重みが消えるまで
Written by: 増田亮介