歌词
冷めた空気を 吸って吐いた
霞んだ朝は 僕の両目を塞いで
歌をきいたの 夢の外で
それは美しくて 儚くて 壊れそうだった
目眩のする朝焼け 嘘に揺れて瞬いて
何かが足りなくなる
雪の上に残した 何気ない言葉の全て
どうかそのままにして
声が踊る世界で 流した血も涙も
真っ白なこの景色では意味がないでしょ
一人震える夜は こんな歌を歌うから
忘れないで
溢れ出した 恋の行方は
揺れる木々も街灯でも知らないらしい
別れを恨むと 彼は言うけど
出会えたことに何よりの価値があるでしょ
声が踊る世界で 流した血も涙も
真っ白なこの景色では 意味が無いでしょ
あかりが消えた夜は 歌を目印にしてね
また会えるかな
冷たい朝は 遠く遠く
木々のあいだに 小さな命が芽吹く
新しい歌を持ってきたよ
どうか雪だけは 溶けないままで
Written by: Mihara Hiroya, 可惜夜


