空っぽに水

毎朝君はあたりまえに出かけていって

あたしはぼうっと水を飲んでる

どこへいっても必ず嘘は落ちてて

このポケットにもやっぱり入ってて

星を掴むような気持ちで指にふれる

なくさないようにといつも願う

君は君であたしはあたしで指をつなぐ

一つになれないからここにいる

朝昼晩と止まることなく時は過ぎて

それでもぼうっと水を飲んでる

差し込む灯に君の横顔が照らされて

光る頬っぺたを眺めた昨日の夜

星を掴むような気持ちで指にふれる

なくさないようにといつも願う

君は君であたしはあたしで指をつなぐ

一つになれないからここにいる